松尾芭蕉の旅 野ざらし紀行
俳聖 松尾芭蕉・生涯データベース
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野ざらし紀行 資料 芭蕉発句集
発句、読み方、季語、季節

1 野ざらしを心に風のしむ身かな  のざらしを/こころにかぜの/しむみかな 身にしむ
2 秋十年却て江戸を指故郷 あきととせ/かへつてえどを/さすこきよう
3 霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き きりしぐれ/ふじをみぬひぞ/おもしろき 霧しぐれ
4 猿を聞人捨子に秋の風いかに さるをきくひと/すてごにあきの/かぜいかに 秋の風
5 道のべの木槿は馬に食はれけり みちのべの/むくげはうまに/くはれけり 木槿
6 馬に寝て残夢月遠し茶の煙 うまにねて/ざんむつきとをし/ちやのけぶり
7 三十日月なし千年の杉を抱あらし みそかつきなし/ちとせのすぎを/だくあらし 三十日月
8 芋洗ふ女西行ならば歌よまむ いもあらふおんな/さいぎょうならば/うたよまむ
9 蘭の香や蝶の翅に薫物す らんのかや/てふのつばさに/たきものす
10 蔦植て竹四五本のあらし哉 つたうゑて/たけしごほんの/あらしかな
11 手にとらば消ん涙ぞ熱き秋の霜 てにとらば/きえんなみだぞあつき/あきのしも 秋の霜
12 綿弓や琵琶に慰む竹の奥 わたゆみや/びはになぐさむ/たけのおく 綿弓
13 僧朝顔幾死返る法の松 そうあさがほ/いくしにかへる/のりのまつ 朝顔
14 碪打て我に聞かせよや坊が妻 きぬたうちて/われにきかせよや/ぼうがつま 碪打つ
15 露とくとく試みに浮世すすがばや つゆとくとく/こころみにうきよ/すすがばや
16 御廟年経て忍は何をしのぶ草 ごべうとしへて/しのぶはなにを/しのぶぐさ しのぶ草
17 義朝の心に似たり秋の風 よしともの/こころににたり/あきのかぜ 秋の風
18 秋風や藪も畠も不破の関 あきかぜや/やぶもはたけも/ふはのせき 秋風
19 死にもせぬ旅寝の果よ秋の暮 しにもせぬ/たびねのはてよ/あきのくれ 秋の暮
20 冬牡丹千鳥よ雪のほととぎす ふゆぼたん/ちどりよゆきの/ほととぎす 冬牡丹、千鳥、雪
21 明ぼのや白魚白きこと一寸 あけぼのや/しらうをしろき/こといつすん 白魚一寸
22 しのぶさへ枯て餅買ふやどり哉 しのぶさへ/かれてもちかふ/やどりかな 枯忍
23 狂句木枯の身は竹斎に似たる哉 きょうくこがらしの/みはちくさいに/にたるかな 木枯
24 草枕犬も時雨るか夜の声 くさまくら/いぬもしぐるるか/よるのこゑ 時雨る
25 市人よ此笠売らう雪の傘 いちびとよ/このかさうらう/ゆきのかさ
26 馬をさへながむる雪の朝哉 うまをさへ/ながむるゆきの/あしたかな
27 海暮れて鴨の声ほのかに白し うみくれて/かものこゑ/ほのかにしろし
28 年暮ぬ笠きて草鞋はきながら としくれぬ/かさきてわらぢ/はきながら 年暮る
29 誰が聟ぞ歯朶に餅負ふ丑の年 たがむこぞ/しだにもちおふ/うしのとし 歯朶 新年
30 春なれや名もなき山の薄霞 はるなれや/なもなきやまの/うすがすみ
31 水取りや氷の僧の沓の音 みづとりや/こほりのそうの/くつのおと 水取り
32 梅白し昨日ふや鶴を盗れし うめしろし/きのふやつるを/ぬすまれし
33 樫の木の花にかまはぬ姿かな かしのきの/はなにかまはぬ/すがたかな
34 我が衣に伏見の桃の雫せよ わがきぬに/ふしみのももの/しづくせよ
35 山路来て何やらゆかしすみれ草 やまぢきて/なにやらゆかし/すみれぐさ すみれ草
36 辛崎の松は花より朧にて からさきの/まつははなより/おぼろにて 花、朧
37 命二つの中に生たる桜哉 いのちふたつの/なかにいきたる/さくらかな
38 いざともに穂麦喰はん草枕 いざともに/ほむぎくらはん/くさまくら 穂麦
39 梅恋ひて卯花拝む涙哉 うめこひて/うのはなおがむ/なみだかな 卯花
40 白芥子に羽もぐ蝶の形見哉 しらげしに/はねもぐてふの/かたみかな 白芥子
41 牡丹蘂深く分出る蜂の名残哉 ぼたんしべふかく/わけいづるはちの/なごりかな 牡丹
42 行駒の麦に慰むやどり哉 ゆくこまの/むぎになぐさむ/やどりかな
43 夏衣いまだ虱を取り尽さず なつごろも/いまだしらみを/とりつくさず 夏衣

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