自筆本「おくのほそ道」・序文

紀行:元禄二年 執筆:元禄六、七年(推定)

芭蕉自筆本「おくのほそ道」は個人所有。

素龍清書本(西村本)における序文
面八句を庵の柱に懸置  
 
草の戸も住替る代そひなの家
別墅に移るに
ゝりて住る方ハ人に譲り杉風か
に灸すゆるより松島の月先心に 引の破をつ
ゝり笠の緒付かえて三里
きにあひて取もの手につかずも
つきて心をくるハせ道祖神のまね 白川の関こえんとそ
ゝろ神の物に

ゝ年も暮春立る霞の空に
破屋に蜘の古巣をはらひて 海濱にさすらへ去年の秋江上の さそハれて漂泊の思ひやます 予もいつれの年よりか片雲の風に 古人も多く旅に死せるあり むかふる物ハ日
々旅にして旅を栖とす
を浮かへ馬の口とらえて老を かふ年も又旅人也舟の上に生涯 月日ハ百代の過客にして行
芭蕉自筆本と素龍清書本との相違
芭蕉自筆本 素龍清書本
馬の口とらへて 馬の口とらえて
いつれの年よりか 予もいつれの年よりか
海濱にさすらへ 海濱にさすらへ
江上破屋に 江上破屋に
改れは霞の空に 立る霞の空に
道岨神 道祖神
そゝろ神の物に付て そゝろ神の物につきて
笠の緒付かへて 笠の緒付かえて
松島の月先心もとなし 松島の月先心にかゝりて
住る方は人に譲り 住る方ハ人に譲り
面八句を書て 面八句を

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