松尾芭蕉「何云宛書簡」

元禄二年 須賀川発信

実物の書簡は出光美術館蔵。

本書簡は、「おくのほそ道」の旅中、須賀川の等躬(乍単)宅から白河の俳人何云宛に発信されたもの。芭蕉は、本書簡で、白河で何云と再会できなかった無念さと、先に、等躬によって何云に知らされていた芭蕉の関越えの句「みちのくの名所名所こゝろにおもひこめて、先せき屋の跡なつかしきまゝに、ふる道にかゝり、いまの白河もこえぬ。早苗にも我色黒き日数哉 翁」(俳諧書留)を、「西か東か先早苗にも風の声」に改めたい旨を伝えている。白河の関については「芭蕉と白河の関」を、等躬については「相楽等躬と可伸について」を参照。

「早苗にも我色黒き日数哉」の「色黒き」は、能因法師の「都をば霞とともにたちしかど秋風ぞ吹く白河の関」の歌が、実は、都の屋敷で日焼けをして顔色を黒くし、いかにもみちのくに下ったかのように見せかけて詠んだもの、という逸話を踏まえたもの。詳しくはこちらを参照。


  
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