黒羽資料写真と解説(4)

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行春や鳥啼魚の目は泪 (芭蕉) 芭蕉句碑。

行春や鳥啼魚の目は泪

「芭蕉の道」の入口に建つ句碑で、芭蕉が「おくのほそ道」の旅のはじめの句(矢立初の句)として詠んだ「行春や鳥啼魚の目は泪」の句が刻まれている。
 

芭蕉句碑。

山も庭もうごき入るや夏座敷

 
桃雪邸跡にある句碑で、この句は、曽良の「俳諧書留」に次のように書かれている。秋鴉は桃雪の別号。
秋鴉主人の佳景に対す
山も庭にうごきいるゝや夏座敷

山も庭もうごき入るや夏座敷 (芭蕉)
桃雪書信連句碑 桃雪書信連句碑。

桃雪邸跡にある連句碑で、碑文は、「俳諧書留」に書かれた次の内容を刻したもの。

芭蕉翁、ミちのくに下らんとして、我蓬戸を音信て、猶白河のあなたすか川といふ所にとゝまり侍ると聞て申つかはしける。
雨晴て栗の花咲跡見哉  桃雪
いづれの草に啼おつる蝉 等躬
夕食喰賤が外面に月出て 翁
秋来にけりと布たぐる也 ソラ
芭蕉句碑。
 
田や麦や中にも夏のほとゝぎす

 
左の芭蕉公園の入口から大宿北坂線をやや左に行ったところある句碑で、「俳諧書留」に書かれた次の句文中の句を刻したもの。

志(し)ら川の関やいづことおもふにも、先秋風の心にうごきて、(中略)百景一つをだに見ることあたはず。たゞ声をのミて筆を捨るのみなりけらし。
田や麦や中にも夏時鳥
元禄二孟夏七日 芭蕉桃青
田や麦や中にも夏のほとゝぎす (芭蕉)
「おくのほそ道」文学碑 「おくのほそ道」文学碑。

旧黒羽町の地に3つある文学碑の中の1つで、次の黒羽の章段が彫られている。
黒羽の館代浄坊寺何がしの方に音信る。思ひがけぬあるじの悦び、日夜語つゞけて、其弟桃翠など云が、朝夕勤とぶらひ、(中略) 暮れば桃翠宅に帰る。
修験光明寺と云有。そこにまねかれて行者堂を拝す。
夏山に足駄を拝む首途哉
芭蕉句碑。

鶴鳴や其声に芭蕉やれぬべし
 
「芭蕉の広場」にある句碑で、この句は、「俳諧書留」に次のように書かれている。「サン」は、この句が画賛(画に書き添えた詩句など)であることを示すもの。
  ばせをに鶴絵かけるに
サン
鶴鳴や其声に芭蕉やれぬべし 翁
鶴鳴や其声に芭蕉やれぬべし (芭蕉)
「おくのほそ道」文学碑 「おくのほそ道」文学碑。

旧黒羽町の地に3つある文学碑の中の1つで、次の那須野の章段が彫られている。
那須の黒ばねと云所に知人あれば、是より野越にかゝりて、直道をゆかんとす。(中略)
かさねとは八重撫子の名成べし 曽良
頓て人里に至れば、あたひを鞍つぼに結付て、馬を返しぬ。


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俳聖 松尾芭蕉・みちのくの足跡
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第19集 芭蕉と那須野が原
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