松尾芭蕉・おくのほそ道文学館
ゆかりの地で行われた
おくのほそ道紀行300年記念事業
都道府県 都 市 主 な 事 業 内 容
東京都 江東区

平成元年(1989年)、大島稲荷神社の第六代宮司が境内に「五月雨をあつめて早し最上川」の句碑を建立。「俳聖 松尾芭蕉 奥の細道旅立三百年記念句碑」を並べて刻す。
 
埼玉県 草加市 昭和63年(1988年)、「奥の細道国際シンポジウム」を開催。同年以来「奥の細道・講演会」を開催。平成元年(1989年)「芭蕉像を作る会」が結成され、平成3年(1991年)像を札場河岸公園に建立。台座裏に「もし生きて帰らばと 元禄二年三月廿七日 芭蕉 奥の細道の旅の第一歩をこの地に印す」を刻す。
 
栃木県 旧黒羽町
(平成17年10月、大田原市に編入合併)


平成元年(1989年)、黒羽城跡公園の南隣に「芭蕉の館」を建設。「芭蕉の館」は「芭蕉の里」の拠点となる建物で、同年、前庭に芭蕉と曽良の像や「おくのほそ道」碑を建立。同年以来、黒羽芭蕉の里全国俳句大会を実施。「おくのほそ道」碑の碑文は次の通り。
那須の黒ばねと云所に知人あれば、是より野越にかゝりて、直道をゆかんとす。遥に一村を見かけて行に、雨降日暮る。農夫の家に一夜をかりて、明れば又野中を行。そこに野飼の馬あり。草刈おのこになげきよれば、野夫といへどもさすがに情しらぬには非ず。「いかゞすべきや。されども此野は縦横にわかれて、うゐうゐ敷旅人の道ふみたがえん、あやしう侍れば、此馬のとゞまる所にて馬を返し給へ」と、かし侍ぬ。ちいさき者ふたり、馬の跡したひてはしる。独は小姫にて、名をかさねと云。聞なれぬ名のやさしかりければ、
  かさねとは八重撫子の名成べし 曽良
頓て人里に至れば、あたひを鞍つぼに結付て、馬を返しぬ。

 
福島県 白河市 平成元年(1989年)、白河関の森公園に芭蕉と曽良の像を建立。台座に芭蕉と曽良の句を刻む。
風流の初やおくの田植うた 芭蕉
卯の花をかざしに関の晴着かな 曽良

 
福島県 白河市 平成元年(1989年)8月、青雲社が関跡の北詰付近に「西か東か先早苗にも風の音」の句碑を建立。碑陰に「おくの細道三百年を記念してここに芭蕉翁の句碑を建てる 平成元年八月二日 青雲社 主宰目黒十一」を刻す。
 
福島県 須賀川市 平成元年(1989年)4月、芭蕉が参拝したといわれる八幡神社跡(現在の市役所入り口右側)に芭蕉記念館を建設。芭蕉翁像句賛(掛軸)、芭蕉翁像多代女句賛(同)、芭蕉翁三十六俳人像並双幅(同)、芭蕉翁須賀川に宿るところの図(同)などを展示。
 
福島県 郡山市 花かつみ(姫シャガ) 平成元年(1989年)10月、「はなかつみの里 ひわだ推進会」が安積山公園入り口に「花かつみ」を植栽。
 
福島県 福島市 平成元年(1989年)4月、文知摺観音の境内入口に芭蕉像を建立。台座に本文からの抜粋を刻む。
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也・・・・・。
二本松より右にきれて、黒塚の岩屋一見し、福島に宿る。 あくれば、しのぶもぢ摺の石を尋て、忍ぶのさとに行。遥山陰の小里に石半土に埋てあり。里の童べの来りて教ける。昔は此山の上に侍しを、往来の人の麦草をあらして、此石を試侍をにくみて、此谷につき落せば、石の面下ざまにふしたりと云。さもあるべき事にや。
早苗とる手もとや昔しのぶ摺

 
宮城県 岩沼市 平成元年(1989年)、歌枕「武隈の松」の地を「二木の松史跡公園」として整備。公園の広さは620平方メートル余り。園内に「桜より松は二木を三月越し」の句碑を建立。
公園内の句碑
宮城県 名取市 平成元年(1989年)6月、愛島塩手の藤原実方の墓近くに、芭蕉句碑と「おくのほそ道」碑を建立。「おくのほそ道」碑の碑文は次の通り。
元禄2年(1689年)漂泊の俳人松尾芭蕉は門人曽良とともにみちのくへ旅し悲運の歌人藤原中将実方朝臣の塚を訪れようと名取の郡に入る。折悪しく日没と五月雨の悪路に阻まれ目的を果たせぬままこの地に無念の一句を残し通り過ぎる。時過ぎて三百年、ここに芭蕉翁の句を記すとともに、追慕の思いを込めてこの碑を建立する。
 
宮城県 石巻市 昭和63年(1988年)、日和山公園に芭蕉と曽良の像を建立。台座に「元禄二年(1689)六月二十六日(旧五月十日)芭蕉が曽良を伴って千石町(旧新田町)四兵衛宅に宿して居る。俳聖芭蕉と曽良の師弟愛を顕彰し記念とする」とあり、台座正面に本文の抜粋を刻む。
平和泉と心ざし、(中略)・・・・・石の巻といふ湊に出。「こがね花咲」とよみて奉たる金花山、海上に見わたし、数百の廻船入江につどひ、人家地をあらそひて、竈の煙立つゞけたり。
 
宮城県 大崎市
鳴子温泉
平成元年(1989年)、尿前の関跡に「尿前の関」碑や芭蕉像、文学碑を建立。文学碑の碑文は次の通り。
南部道遥にみやりて、岩手の里に泊る。小黒崎・みづの小嶋を過て、なるごの湯より尿前の関にかゝりて、出羽の国に越んとす。此路旅人稀なる所なれば、関守にあやしめられて、漸として関をこす。大山をのぼつて日既暮ければ、封人の家を見かけて舎を求む。三日風雨あれて、よしなき山中に逗留す。
蚤虱馬の尿する枕もと

 
岩手県 平泉町

平成元年(1989年)、「奥の細道300年 平泉芭蕉祭」を実施し、中尊寺金色堂の旧覆堂脇に芭蕉像を、高館の頂に「夏草や兵どもが夢の跡」の句と次の平泉の章段を刻む記念碑を建立。碑文は次の通り。
三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。先、高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落入。泰衡等が旧跡は、衣が関を隔て、南部口をさし堅め、夷をふせぐとみえたり。偖も義臣すぐつて此城にこもり、功名一時の叢となる。国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。
 
山形県 大石田町  - - 平成元年(1989年)7月、高野一栄亭跡に「さみだれを」歌仙を建立。
 
山形県 山形市 平成元年(1989年)、広域文化拠点施設として山寺芭蕉記念館を建設。芭蕉の遺墨や「おくのほそ道」関連資料などを展示。同年、立石寺山内の芭蕉像の隣に曽良の像を建立。
曽良の像
山形県 酒田市  - - 平成元年(1989年)9月、酒田ロータリークラブが日和山公園に芭蕉像を建立。
 
秋田県 象潟町  - - 平成元年(1989年)8月、皇宮山蚶満寺の山門前に芭蕉像を建立。
 
新潟県 出雲崎町  - -
平成元年(1989年)、芭蕉園に芭蕉像と句文「銀河の序」の碑を建立。碑文は次の通り。
ゑちごの驛出雲崎といふ處より佐渡がしまは海上十八里とかや谷嶺のけんそくまなく東西三十余里によこをれふしてまた初秋の薄霧立もあへす波の音さすかにたかゝらすたゝ手のとゝく計になむ見わたさるけにや此しまはこかねあまたわき出て世にめてたき嶋になむ侍るをむかし今に到りて大罪朝敵の人々遠流の境にして物うきしまの名に立侍れはいと冷しき心地せらるゝに宵の月入かゝる比うみのおもてほのくらく山のかたち雲透にみへて波の音いとゝかなしく聞え侍るに
荒海や佐渡によこたふ天河 芭蕉

 
石川県 山中町  - - 平成元年(1989年)11月、北國銀行山中支店前の和泉屋跡に「奥の細道三百年祭記念碑」を建立。
 
福井県 松岡町  - - 平成元年(1989年)9月、「おくのそほ道」に「丸岡(松岡)天龍寺の長老、古き因あれば尋ぬ」と記された天龍寺の境内に「物書て扇引さく余波哉」にちなむ「余波(なごり)の碑」を建立。
 
 - - 関連都市
関連団体
 - - 昭和63年(1988年)10月、「奥の細道サミット」を結成。「奥の細道」とゆかりのある自治体や団体が加入し、加入の市町村が持ち回りで毎年開催している。
第 1回開催 昭和63年 岐阜県大垣市
第 2回開催 平成元年 山形県鶴岡市
第 3回開催 平成 2年 岩手県平泉町
第 4回開催 平成 3年 栃木県黒羽町(
現在大田原市の一部)
第 5回開催 平成 4年 新潟県出雲崎町
第 6回開催 平成 5年 埼玉県草加市
第 7回開催 平成 6年 三重県上野市
第 8回開催 平成 7年 富山県朝日町
第 9回開催 平成 8年 山形県山形市
第10回開催 平成 9年 富山県入善町
第11回開催 平成10年 山形県羽黒町
第12回開催 平成11年 東京都江東区
第13回開催 平成12年 岐阜県垂井町
第14回開催 平成13年 岩手県一関市
第15回開催 平成14年 石川県山中町
第16回開催 平成15年 宮城県鳴子町(現在大崎市の一部)
 
 - - 読売新聞社  - - 平成元年(1989年)、東北六県の県版で「芭蕉の旅から三百年目、奥の細道を行く」を連載。
 
 - - 南信日日新聞社(現長野日報社)  - - 昭和63年(1988年)、 「曽良シリーズ」の連載を開始。
 


(注) 記載している内容は全国で行われた記念事業のすべてを網羅するものではありません。
  
上記以外の記念事業につきましては、掌握でき次第、追加記載させていただきます。

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