石巻資料写真と解説(1)

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日和山公園 日和山公園。

石巻市中心部に位置する標高56mの公園で、眼下には旧北上川河口や太平洋のパノラマが広がり、左手に牡鹿半島、右手に松島や蔵王の山々が望まれる。公園入口には、頂に鎮座する鹿島御児神社の標柱と、中世に葛西氏の城「石巻城」があったことを示す城跡碑が建っている。
「奥の細道」の標柱。

「おくのほそ道」本文には12日とあるが、芭蕉は元禄2年(1689年)5月10日石巻に到着し、その日のうちに日和山を散策した。曽良の随行日記に「着ノ後、小雨ス。頓テ止ム。日和山と云ヘ上ル。石ノ巻中不残見ゆル。奥ノ海(今ワタノハ「渡波」ト云)・遠島(牡鹿半島)・尾駮ノ牧山眼前也。真野萱原も少見ゆル。」とある。
「奥の細道」の標柱
芭蕉と曽良の像 芭蕉と曽良の像。

日和山の旧北上川河口側に、芭蕉と曽良の像が建っている。師弟の見つめる先には、「おくのほそ道」の旅で最大の山場を迎える平泉がある。取材時は、数日前の雪が残り冷え冷えとしていたが、春になると像の周辺は桜の花で彩られ、初夏にはツツジが咲き誇る。
芭蕉と曽良の像。

像は、「おくのほそ道」紀行300年を記念して昭和63年(1988年)に建てられたもので、台座には「元禄二年(1689)六月二十六日(旧五月十日)芭蕉が曽良を伴って千石町(旧新田町)四兵衛宅(現石巻グランドホテル敷地)に宿して居る。俳聖芭蕉と曽良の師弟愛を顕彰し記念とする」と記されている。

台座正面
芭蕉と曽良の像
日和山公園からの眺望 日和山公園からの眺望。

像が建つ位置から南東の方角を見る。右に日和大橋が見え、その先に田代島(右)と網地(あじ)島(左)がかすかに見える。左の牡鹿半島の手前に川口、大門、明神の町並が見える。
「おくのほそ道」の本文に「
・・・石の巻といふ湊に出。『こがね花咲』とよみて奉たる金花山、海上に見わたし、・・・」とあるが、金華山は、牡鹿半島に隠れてこの近辺からは見られない。


 
  
俳聖 松尾芭蕉・みちのくの足跡
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第20集 芭 蕉 と 石 巻
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