資料写真と解説 歌枕の地

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小黒ヶ崎 小黒ヶ崎。

歌枕・小黒崎は、大崎市の岩出山地域と鳴子温泉地域との境目にある。標高244.6m、長さ800mの小黒ヶ崎の山は、田園の中に一山孤立し重厚な姿を見せている。
歌枕では「小黒崎」だが、山の名称は「小黒ヶ崎」。
小黒ヶ崎前の小庭園。

小黒ヶ崎の向かい側に小黒崎観光センターがあり、その駐車場に芭蕉像が建つ小庭園がある。優しい微笑で東の方角を見遣る芭蕉像の傍らには、「おくのほそ道」の旅を顕彰して本文の一節を掲ぐ説明板が建てられている。
 
芭蕉像
小黒ヶ崎前の小庭園
美豆の小島の入口 美豆の小島の入口。

小黒ヶ崎から国道をさら西方向に進むと、左手に「おくのほそ道 美豆の小島」と書かれた看板が立ち、そこから田の道を西に歩くと、いかにも名勝然としたところに辿り着く。
美豆の小島/歌碑。

「おくのほそ道」の道標と「をぐろ崎みつのこじまの人ならば都のつとにいざといはましを 東歌」(古今和歌集)の歌碑のほか、芭蕉と曽良の姿を挿絵にした説明板が建てられている。
美豆の小島/歌碑
美豆の小島と小黒ヶ崎 美豆の小島と小黒ヶ崎。

曽良随行日記の中の「今ハ川原、向付タル也。古ヘハ川中也。」は、当時小島が向こう岸に接していたことを伝えているが、今は「古ヘ」と同じように川の中にあり、轟きを立てながら早瀬を二分している。
美豆の小島。

島の頂きに松の木が3本と数本の小木が植えてあり、この景観は曽良の随行日記に書かれた「川中ニ岩島ニ松三本、其外小木生テ有。水ノ小島也。」と符合している。小木はともかく、松の木は前代の遺風を伝うべく代々植え継がれ、現在の松は、明治43年(1910年)の大洪水で流出したため、土地の人々が修復し、歌枕を蘇らせたものである。
美豆の小島


 
  
俳聖 松尾芭蕉・みちのくの足跡
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第21集 芭蕉と出羽越え
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